公益財団法人日独文化研究所






大文字山からの京都眺望 哲学の道(春) 哲学の道(秋) 哲学の道(冬)



本研究名誉顧問・千玄室大宗匠のご逝去を悼む
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 京都、鴨川のほとりで比叡山を遠望し大文字山を近望する小さな研究所ですが、「文明と哲学」を基軸テーマに、ドイツに関係のある研究者が集まり、学術交流を中心とした研究・教育活動を推進しています。

 目下、「SDGs( Sustainable Development Goals)」という国際目標が 2016年9月の国連サミットで採択され、国内外の企業がこの国際目標に全面的に協力しています。日独文化研究所としても、これらの企業と連携しつつ、これまでの実績を社会的・文化的な「需要」へと転換させ、下記のプロジェクトを、世界的視座で発信しています。

 (i)「哲学講座。公開講座と学者招聘講演とシンポジウム」SDGs プロジェクト
 (ii)「法学交流。公開講座と学者招聘講演とシンポジウム」SDGs プロジェクト
 (iii)「各種の共同研究成果の出版。日独 ISBN シリーズ」SDGs プロジェクト

 詳細はSDGsに関するテーゼをご覧ください。

What's New (イベント・刊行情報)

ワークショッププロシーディング集を刊行しました

2025年7月31日-8月2日に京都北山で開かれたシンポジウム「仏教の〈悲心〉と現代世界」のプロシーディング集が刊行されました。


[目次]
大橋良介 Ryōsuke Ōhashi
  開催趣意と提題
  Konzeption des Workshops und eine These
Hiroshi Abe 安部浩
  Overcoming The Present-centered View Of
  Time From Within. From Shuzo Kuki’s Theory
  of Time To New Presentism
Dina Barbian
  Die 17 Nachhaltigkeitsziele in der
  Buddhistischen Compassion
Katsuya Akitomi 秋富克哉
  Keiji Nishitanis Interpretation von Zen-
  Gedichten
岡田勝明
  上田閑照(虚語)と西行(宗教心)、そして親鸞(自然)――「しからしむ言葉(悲心)」にお
  ける「詩と信(まか)す心」
Anna Zschauer
  Inwiefern ist Mono no Aware ein religiöses Gefühl?
Eveline Cioflec
  Die Aufgabe der Compassion im Kontext. Einblicke aus Rumänien
Niels Weidtmann
  Von der Interkulturalität zur Natur – eine Phänomenologie der Elemente
末村正代
  〈宗教と女性(性)〉をどう問うか――一燈園創始者・西田天香の書簡から見えてくるもの
水野友晴
  大地・資源・エネルギー、いのち
川野正嗣
  「森」の思想と「受苦者」の連帯――後期E・ユンガーにおける「悲心」の精神
竹内彩也花
  西田幾多郎における自然と慈悲――反自然の場所をもとめて
加藤千佳
  近世ヨーロッパ精神と、「自然」概念の問題――西谷啓治『世界観と国家観』、『根源的主体性
  の哲学』より
樽田勇樹
  「菩薩道」的実践としての哲学――西谷啓治『宗教とは何か』の思索


※ ワークシップについては学術交流の2025年度に記載しています。

年報『文明と哲学』第17号を公刊しました

特集:人と人との間——宗教と精神医学

 <目次>
巻頭言
大橋良介 ドイツの眼・日本の眼――間文化(インターカルチャー)の時代に

対談
岡村美穂子+水野友晴 鈴木大拙とはどのような人か

論考Ⅰ 特集:人と人との間——宗教と精神医学
森哲郎 『十牛図』に於ける「平常底」
秋富克哉 禅をめぐるハイデッガーと西谷啓治との呼応
清水健信 木村敏と上田閑照――臨床哲学と宗教哲学における西田幾多郎
丸橋裕 ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカーの場合
村井俊哉 精神科医に「生きる意味」を語ることができるのだろうか?

論考Ⅱ
大橋良介 「世界像」の時代から「真理像」の時代へ――ハイデッガーの「技術」論と仏教の「業」思想
林英哉 障害をめぐる文学の可能性――共生社会の実現に向けて
関口浩 意味ある偶然の一致について――遠藤周作晩年の思索より
加藤希理子 バルト神学におけるキリスト教と社会――その社会主義/共産主義への評価を通して
坂本学史 理想的な法のあり方――堕胎罪と中絶の権利を巡る議論からの一考察

公開シンポジウム「世界」
佐藤勝彦 宇宙のはじまり――進む初期宇宙の観測と残された謎
佐々木閑 仏教の世界観――時間論と因果則


論集『共同研究 共生(続)』を公刊しました

持続可能な世界のための共生の諸層と諸相

 <目次>
序論 SDGsの理念と現状
大橋良介 サステイナビリティが意味するもの
髙山佳奈子 持続可能な法秩序の構築
関口浩 サステナビリティについて――ヴェーバー、フロイト、ハイデッガー、脱成長論

第Ⅰ部 現状と次世代への視座
安部浩 地球環境学の構想と予防原則の形而上学的基礎づけ――H・ヨナスの「未来の倫理学」の一解釈
谷 徹 危機と/の意味
谷 徹 つまらない・話――世界の液状化のなかで
高田篤 戦後ドイツ公法学におけるケルゼン――ケルゼンのタブー化と「ケルゼン・ルネッサンス」について
髙山佳奈子 医学研究規制における人と動物の区別

第Ⅱ部 共生の諸層と諸相
和田信 対人援助のあり方とコンパシオーン――震災後傾聴ボランティアに携わる僧侶金田諦應の実践
谷 徹 生・ロゴス・パトス
大橋良介 〈責任〉の深層――人間本性の内なる反―本性について
水野友晴 東洋的思考と創造――鈴木大拙の提言
森哲郎 『十牛図』に於ける「平常底」
加藤希理子 ボンヘッファーの『服従Nachfolge』における受動性――「服従」による抵抗
坂本学史 恥辱という感情と恥辱的な制裁――日本版DBS制度への一試論
村井俊哉 精神科医に「生きる意味」を語ることができるのだろうか?
林英哉 障害をめぐる文学の可能性―共生社会の実現に向けて
秋富克哉 「空と歴史」考――西谷啓治『宗教とは何か』をもとに

シンポジウムプロシーディング集を刊行しました

2023年11月にテュービンゲン大学国際間文化研究センターおよびデュッセルドルフ「恵光」ハウスとの共催で開かれたシンポジウム「仏教とキリスト教の〈自然〉」のプロシーディング集が刊行されました。

[目次]
Exposition des Themas „Die ‚Natur’ im Buddhismus und Christentum“ (Ryosuke Ohashi) / Tübingen 2023 Überlegungen zum religiösen Charakter der Natur inder neueren Umweltbewegung (Eveline Cioflec) / Naturempfindung in der japanischen Ästhetik (Anna Zschauer) / The Concept of “Nature” in Indian Buddhist Scriptures (Shoryu Katsura) / A philosophical merry-go-round− Nature, Self and Self-Nature in Advaita Vedānta (Robert Lehmann) / Natur als ‚Von selbst‘. Anmerkungen zu einer interkulturellenPhänomenologie der Natur (Niels Weidtmann) / Natur und Schöpfung im Mainstream christlichen Denkens und in der christlichen Alleinheitslehre (Johannes Brachtendorf) / “Jinen Nature” in Shinran (Hisao Matsumaru) / Natur bei Zeami:„Von selbst“ als Vollzugsqualität leibgeistiger Praxis (行 gyō) (Leon Krings) / 西谷啓治における自然と空〜『宗教とは何か』における自然を巡る議論〜 (加藤 千佳) / Die „Natur“ beim Dichter Bashô (Katsuya Akitomi) / 鈴木大拙の思想における「自然」 (水野 友晴) / テーマ解題 『仏教とキリスト教の「自然」』 (大橋 良介) / 道元における「自然」 (大橋 良介) / Die Natur beim Zen-Meister Dôgen (Ryosuke Ohashi) / 西田哲学における〈歴史的自然〉 (竹内 彩也花) / Anhang: Die Natur im Schamanismus - Bericht über einen Besuch in einem Dorf im brasilianischen Urwald – (Ryosuke Ohashi)

ワークショッププロシーディング集『無/空の思想の現在と展望』を刊行しました

西田幾多郎生誕150年、西谷啓治生誕120年を記念して2022年に開催された国際ワークショップのプロシーディング集を、文屋秋栄より刊行しました。

[目次」
序言 言葉の半透過性(大橋良介)/Das Problem der Geschichte bei Nishida und Nishitani: vom Aspekt der technischen Welt(秋富克哉)[Abstraktのみ]/“Aesthetics” as a keyhole of interpretation. Looking at the “aestheticians” Nishida and KukiAnna ZSCHAUER)/西谷啓治の〈空の立場〉について(加藤千佳)/「日本的」な芸術から世界性への開け — 西田幾多郎と西谷啓治における日本文化論の観点から(長岡徹郎)/Encounter of Art and Philosophy: Nishida Kitarō, Fujioka Sakutarō, and Hishida ShunsōMichiko YUSA)/Logik der Grenze: Eine Interpretation im Anschluss an Nishida KitarōFrancesca GRECO)/Eternity as guest: On temporality in Nishida and NishitaniEnrico FONGARO)/Morphologies of Philosophy: On the Translation of Nishida’s and Nishitani’s Writings into European LanguagesRaquel BOUSO)/「絶対者」の論理と「空」の論理 ― ヘーゲルにおける「透明性」と西谷の「即」(大橋良介)/愛のはたらきとしての「辯證法 ― 西谷啓治の初期著作における「近代」と「悪」(ソーヴァ・セルダ Sova P. K. CERDA)/西谷啓治における十字架―近代のキリスト教的系譜(トビアス・バートネック Tobias BARTNECK)/西谷啓治と初期ハイデガーにおける哲学と歴史の問題(樽田勇樹)/The Sangha and the Historicity of History in Nishitani’s Philosophy of CultureStephen G. LOFTS)/Neither a person – neither an imperson. Towards the nonduality of SelfRobert LEHMANN)/「もの」自体の現象学 ― 西谷啓治における非主観的な現象学(モルテン・ジェルビーMorten E. Jelby)/Vers une «philosophie de la religion» post-nishitanienne. Réexaminer la philosophie de la religion de Nishitani(杉村靖彦)[Résuméのみ]

年報『文明と哲学』第16号を刊行しました。


「二十一世紀「文明論」の新機略」表紙

研究成果図書『二十一世紀「文明論」の新機略』を刊行しました。


お知らせ

「京都SDGsパートナー登録証」を取得しました
2025/11/26

このたび、日独文化研究所は「京都SDGsパートナー登録証」を取得しました。
京都SDGsパートナー登録証
なお、本研究所のSDGsについての考え方については、こちらをご覧ください。

メディア掲載情報
2025/11/26

ノーベル文学賞を受賞したハンガリーの作家クラスナホルカイ氏との交流に関する大橋良介所長への取材記事が京都新聞に掲載されました。記事は下記リンクから御覧いただけます。
「ノーベル文学賞 ハンガリーの作家 クラスナホルカイさん 終末論者が京都で見た「光」 交流深い日独文化研・大橋良介所長に聞く 2度滞在、庭職人に弟子入り 宇宙的に自然とつながる」
(『京都新聞』2025年11月1日朝刊7面 利用許諾済み

出版情報

監事の水野友晴先生が編者として参画されているシリーズ『未来世界を哲学する』(丸善出版、全12巻)の第6巻『宗教と救済・和解の哲学』が公刊されました

出版情報

所長の大橋良介先生の新著『ドイツ観念論と京都学派の哲学』が、ミネルヴァ書房より公刊されています。ケルン、テュービンゲンといった諸大学での講義を元にして2022年度に本研究所で行われたオンライン講義「ドイツ観念論と京都学派」の関連図書でもあります。

論考公開
2025/03/26

所長の大橋良介先生の論考「「世界像」の時代から「真理像」の時代へ ― ハイデッガーの「技術」論と仏教の「業」思想」(『文明と哲学』第17号所収)を役員だよりで公開します。

出版情報

監事の水野友晴先生が編者として参画されているシリーズ『未来世界を哲学する』(丸善出版、全12巻)が、現在続々と公刊されています。水野先生の責任編集は第1巻『環境と資源・エネルギーの哲学』、第4巻『家族と互助・共助の哲学』、および第6巻『宗教と救済・和解の哲学』です(第6巻は近刊予定)

図書室からのお知らせ

所長の大橋良介先生より『美のゆくえ 阪大講義プロトコル』(燈影舎、2007年)
をご寄贈いただきました。

図書室からのお知らせ

評議員の谷徹先生より『哲学史入門 III』(NHK出版新書、2024年)をご寄贈いただきました。

出版情報

本研究所評議員・初宿正典先生訳『ドイツ連邦共和国基本法』が公刊されました。
詳しくはこちら

あわせて、『ことばの違和感:ドイツ語と日本語と私』(窓蛍社、2023年)と『ドイツ語人名地名カタカナ表記辞典』(信山社、2021年)をご寄贈いただきました。