哲学講座(2024初春)「ジャック・デリダの思想——ハイデガーとの関係を中心に」を2025年2月26日から開催します
講師:亀井大輔(立命館大学教授)
没後20年を迎えたフランスの哲学者ジャック・デリダ(1930-2004)の思想は、現在も講義録や未発表原稿が次々と刊行され続けることによって、新たな相貌を示しつつあります。本講座は、そうした新資料によるデリダ像の更新をふまえつつ、デリダの思想とはどのようなものかを考えます。講座では、まずデリダの基本的な考えを確認したうえで(第1〜2回)、ハイデガーとの関係に焦点を当ててその思想の変遷をたどり(第3〜5回)、後期にいたるまでの思想の展開を見届けたいと思います(第6回)。
* プログラム(曜日時間:水曜日 18時00分~19時30分)
2025年2月26日 ※この日のみ18時00分~19時45分
第一講 デリダ「私の立場」(1983年)を読む(1)
2025年3月5日
第二講 デリダ「私の立場」(1983年)を読む(2)
2025年3月12日
第三講 デリダとハイデガー(1)解体と脱構築
2025年3月19日
第四講 デリダとハイデガー(2)差延と贈与
2025年3月26日
第五講 デリダとハイデガー(3)ナチズム問題と応答責任
2025年4月2日
第六講 後期デリダ──出来事の思考へ
* 開催方法
オンライン配信
* 受講料
一般 12,000円 学生(大学院生含む)・OD 6,000円
※ 賛助会員は3割引き(賛助会入会ご希望の方は申込フォームにてお知らせください)
* 申込方法
申込フォームよりお申込みください。
[開催終了] 哲学講座(2024中秋)「東アジア哲学と意味の問題」
講師:朝倉友海(東京大学教授)
哲学的問いの焦点として「意味」が浮上してきたまさにその時、東アジアは西洋哲学と対峙し始め、西田幾多郎や牟宗三にとっても「意味」は思索の核にありました。彼らに代表される「東アジア哲学」が総体として何をしようとしたかが問われ始めたのは、しかし、今世紀に入ってからのことです。本講座ではこの「東アジア哲学」という視座から、不断に進展し続ける現代の「分析」的見解を見据えつつ、意味の問題に対する東アジアからの応答を考え直します。
* プログラム
10月2日(水)18:00-19:45
第一講:「東アジア哲学」の視座をめぐって
10月9日(水) 18:00-19:30
第二講:言語哲学の進展からみた意味の問題
10月16日(水) 18:00-19:30
第三講:心の哲学からみた東アジア思想文化
10月23日(水) 18:00-19:30
第四講:場所の哲学と意味の問題:西田哲学
10月30日(水) 18:00-19:30
第五講:円教の哲学と意味の問題:牟宗三
11月6日(水) 18:00-19:30
第六講:東アジア的な意味理論がもつ可能性
* 開催方法
オンライン配信
[開催終了] 哲学講座(2024初夏) 「哲学と精神医学が出会う時」
講師:谷徹(本研究所理事、立命館大学名誉教授)、丸橋裕(立命館大学研究員)、大橋良介(本研究所所長)、村井俊哉(本研究所評議員、京都大学大学院教授)
* プログラム
(第二講7月5日は開始・終了時間が異なりますので、ご注意ください。)
6月28日(金)18:00-19:45
第一講:知性と精神 (講師 谷徹)
7月5日(金) 18:30-20:00
第二講:ヴィクトーア・フォン・ヴァイツゼカーの場合 (講師 丸橋裕)
7月12日(金) 18:00-19:30
第三講:木村敏の場合 (講師 大橋良介)
7月19日(金) 18:00-19:30
第四講:精神医学と哲学の出会い — 脳科学の時代を生きる私たちにとって
(講師 村井俊哉)
7月26日(金) 18:00-19:30
第五講:精神医学と哲学の出会い — EBM(根拠に基づく医療)の時代を生きる私たち
にとって (講師 村井俊哉)
8月2日(金) 18:00-19:30
第六講:総合討議 哲学と精神医学が新たに出会う時 (討論者 谷徹、村井俊哉)
* 開催方法
オンライン配信